きのこ植菌勉強会  
            

        開催日      2024年 03月 17日(日)

     集合場所   あすわのきのこ園 橋本啓一宅

     参加者    会員 13名  一日会員 4名  合計 17名
 
     実施時刻   09:30~15:00

     世話人   福島隆一(代表・報告)、橋本啓一、塚本歩
 
     撮影    栗原晴夫

       
         

        
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  開会 会長挨拶                   準備された種菌
          
     短木栽培用の原木切断作業            原木の加工場所から接種会場への運搬
 
   
  サンドイッチ栽培の植菌、フィルム巻き作業    シイタケ原木の穴あけ作業

   
  接種棒にての植菌作業                植菌作業完了

   
  積み上げられた完成品             作業終了後、発生までの留意点説明

   

今年度のきのこ栽培勉強会も橋本啓一さんのあすわのを使わせて戴き実施しました。昨年は寒風が吹き荒れる中の作業でしたが、今年度は穏やかな天候に恵まれた中で作業出来ました。
 種菌作りは212日に行いました。自宅には、いろいろな機械類が無いのですべて手作りの作業です。オガクズの種類は、シラカバを使いました。培地栄養分は、殻付き圧片大麦と市販の米ぬかを使いました。培地組成や手順は以下の様に行いました

オガクズの種類

培地栄養分

培地栄養分

乾燥シラカバおが屑

粉砕アッペンムギ

米ぬか

 

8ミリの篩にかける

殻付き圧片大麦を粉砕

 

 

15ℓ→3.2

1ℓ→664

1ℓ→300

4.6

 

 

0.67ℓ→200

 

培地栄養率= (粉砕圧片麦+米ぬか)/(オガクズ+粉砕圧片麦+米ぬか)×100
     =1.67ℓ/(15ℓ+1ℓ+0.67ℓ)
×100%=10 

850mlブロービンの重量64g~66g/1本 オガクズ詰め重はボトル込みで500 

上記の培地組成で2回分作り、38本作りました。この培地を118℃・90分滅菌してクリーンベンチ内で冷し213日に接種しました。シロヒラタケ9本 ヒラタケ8 シイタケ5本 ナメコ4本 キクラゲ4本 アラゲキクラゲ4本 ウスヒラタケ4本作りました。

これらの種菌は、温度が20~25℃の培養室で培養しました。菌糸の生長は、ヒラタケ類が一番早く2週間程でボトルに蔓延します。次にシイタケ、ナメコが続きます。キクラゲやアラゲキクラゲが最後ですが3週間位で蔓延します。生長が遅いハタケシメジやハナビラタケ等は菌糸が蔓延するのに7週間程掛かります。

316日に種菌増量用オガクズ培地を作りました。ブナのオガクズ約20ℓにフスマを6.6ℓ添加し良く撹拌してから水を13ℓ程入れてよく混ぜます。含水率は70%程度にしました。その後大型の寸胴釜に入れ、3時間程蒸して滅菌処理して自然に冷やしました。

毎年同じような作業ですが、最初にシロヒラタケの短木栽培から行い、次にヒラタケ、ナメコ、キクラゲ、ウスヒラタケの順にサンドイッチ方法で作成しました。使った原木の樹種は、エノキ、ムクノキ、コナラ等です。これらの原木は、橋本啓一さんが各地から調達して集めて戴いた物です。原木は非常に重いので切り出しや運搬が大変な作業に成ります。切り出しの作業現場を体験していない方には大変さが判らないと思いますが、見えないところのご苦労について改めて橋本さんに感謝を申し上げます。きのこの会が始まった当初から栽培勉強会は続けてきました。原木集めのために皆で切り出し、搬入等を行ってきた時も有りました。第2代会長の小林徳男様等も老体に鞭打ち、重い原木を背中に担ぎ運搬する姿が瞼の奥に残っています。午後からシイタケのオガクズ種菌を植菌棒で接種し27本程作りました。その後作成した短木やシイタケ原木の仮伏や本伏等、栽培の留意点等に付いて福島と橋本さんの方から説明致しました。マンションのベランダで原木の仮伏を行うのは、至難の業です。そのような方には、あすわのを利用させて戴き、仮伏を橋本さんにお願いし、秋のキノコ勉強会の折などに菌糸が十分蔓延した原木を受け取れるような相談も致しました。栽培が可能なキノコは沢山ありますが、滅菌が必用であったり温度や湿度の管理が難しかったりで実施できないでおりました。私も後期高齢者に成り、少しだけ時間も取れる様に成りましたので、タモギタケ(黄色いきのこ)、ヤナギマツタケ(楓や柳、ポプラ等に発生)、エナシラッシタケ(ヤシ類に発生する光るきのこ)等のキノコを栽培し皆さんに楽しんでいただけるように努力を致しますのでご期待ください。皆さんのご協力で今年度の栽培勉強会も無事終了する事が出来ました。有難う御座いました。 

2024321日 文責 福 島 隆 一 

                


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